No.217

「ニワトリと卵と、息子の思春期」読了。
エッセイなんだけど、とても興味深い内容だった。

人間は他の動物を殺して食べていて、でも普段は切り身でしか売ってないから「殺して食べている」というのを意識することはほとんどないけれど、それは殺して肉にしてくれる誰かがいるからで。
読みながら、サンジ君のことが頭に浮かんだ。魚も獣も、彼は殺して捌く人だから。
捌く時、何を思っているのだろう。きっと可哀想とは思ってない気がする、命をありがとうって感謝してるというのが一番近いだろうか。

あとは親の在り方みたいなものを考えさせられたかなぁ。
しかるべき時が来たら子から手を離さなきゃいけないというのは常々思っていて、そこはきちんとできる親でありたい。だから今のうちからなるべく手をかけすぎないようにしてる。

かわいい子には旅をさせよ。

失敗も挫折も、生きていく上で経験することは必要だと私は思う。