No.1790

映画鑑賞記録
「まったく同じ3人の他人」

むかしアメリカで行われた双生児研究に関するドキュメンタリー映画。
研究の被験者だった三つ子に焦点を当てて、インタビューと過去の再現映像を織り交ぜて話が進んでいくんだけど、見せ方がうまい。
ラストは研究のテーマでもある、「人を形作るのは環境か遺伝か」という問いにこの映画なりの答えをだしてる(と思われる)んだけど、そこは無理矢理というか印象操作でその答えに持っていったように感じて個人的には納得いかなかったかなー。
ただ、単調なのに飽きずに最後まで見れたし、作品としてはよくできてたと思う。

マッドサイエンティストとかもそうだけど、人間、知的好奇心を満たそうとすると時に倫理観を無視したとんでもないことを平気でやるから、人を対象とした研究には倫理審査が必要なんだなというのが改めてよくわかる作品。

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