No.565

少しずつ読み進めていた「ナルニア国ものがたり」全七巻、ようやく読み終えた。

とても、とてもスケールの大きな物語だったなぁ。
ラストは、作者がキリスト教徒であることも鑑みるとハッピーエンドということになるのだろうか。
これはいわゆる児童書だけど、綺麗事だけじゃないというか、人を殺すシーンもあるし、差別的な描写もあって(これは如何なものかとは思うけど)、だからこそ大人でも十分楽しめる、読み応えのあるお話だった。やはり長く愛される物語にはそれだけの理由があるのよね。
子どもの頃に読んだらもっと純粋にファンタジーを楽しめたのかもしれないな、と少しの後悔を抱きつつ、でもこのお話に触れることができてよかった。

ちなみに、お話もだけど挿絵もとても素晴らしかったです。