No.852

谷川俊太郎「星空の質問箱」読了。

読者からの質問に谷川さんが答えていく、という本だけど、案外ズバッと切り捨てるような回答とかもあって面白かった。

答えといっても、谷川さんの答えが全てでも正解でもなくて、そういう考えもあるよね、という無数の答えの中の一つでしかないけれど、人の答えを知ることができるという意味でいい本だなと思う。
自分以外の考えに触れて、視野を広げることは大事だから。
子どもの本棚にこっそり置いておこう。

本文もだけど、イラストがとてと素敵だったのと、いくつか載っていた谷川さんの詩がよかった。
特に、「二十億光年の孤独」という詩が好きでした。
『万有引力とは ひき合う孤独の引力である』って、いいなぁ。